逢魔荘

カン……カン……。足音はゆっくりと、だが着実に階段を上って来る。じわり、じわりと、“それ”は忍び寄って来る。
進学に伴い、俺は都内某所のアパートへと引っ越した。そこは、地元の人達の間では「逢魔荘」の名で有名なアパートだった。
隣に住む同級生の美少女に浮かれたのもつかの間、片付けの時に見つけた黒い砂らしきものを捨てたその日から、俺の周りで奇怪な現象が起こり始める。

「逢魔荘」への感想

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